Transcend製SSDの中身
はじめに
ファイル共有サーバ用のストレージとしてTranscend製のSSD(SSD230S 512GB)を購入しました。現在いろいろなメーカーのSSDを使っていますが、今回はTranscend製を選んでみました。 安価なSSDの中には粗悪なチップを使っている製品もあるようですが、事前に型番を検索してみたところ、Micron製のチップが入っていているようでしたので信頼できそうです。
いきなり分解
手元のSSDで使われているNANDチップもMicron製かどうか確かめたくなり、(保証は効かなくなりますが)動作確認もしないまま側面のシールをはがして中を見てみました。
コントローラはSiliconMotion製のSM2259、NANDチップはPF602-37AS 1942と書かれたSpecTek製のものでした。
SpecTek*1はMicronの子会社で、Micronで製造されたチップの再生を行っているようです*2。粗悪なSSDの中にはSpecTek製のグレードが低いチップを利用したものもあるようですが、このSSDには最上位のASグレードのチップが使用されていました。最上位とはいえ、バイヤー向けガイド*3では廉価版SSD向けとして紹介されています。
使ってみて
まだ長期間使っていないので何とも言えませんが、今のところ問題なく動いています。 もし不具合が発生した場合はここで報告したいと思います。 今回は共有ファイルのストレージとして使いますが、信頼性が高いSSDとは言えなさそうですので大事なデータはバックアップを取るようにしたいと思っています。
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