aki_m86のブログ

備忘録として書いていきます。参考になれば幸いです。

Debianのデスクトップ環境(GNOME)

テスト環境など

debian-live-10.2.0-amd64-gnome.isoを書き込んだLive USBを作って動作テストを行いました。 なお、isoファイルの容量は2.5GBでした。

起動

Activities
Activities

Ubuntuの場合、デフォルトでは画面左側にランチャー(Ubuntu dock、GNOME拡張機能のDash to Dockの派生版)が表示されていますが、Debian (GNOME)を起動しても画面左側には何も表示されていません。 左上のActivitiesの位置にカーソルを移動させる(もしくはクリック)するか、Superキー(キーボードのWindowsキー)を押すとDash (Launcher)や起動中のアプリケーションの一覧などを見ることができます。

常に起動中のアプリケーションを確認したい場合は、Tweaks*1で画面下に起動中のアプリケーションを表示させる項目、Window Listを有効にすると、Windows XPのタスクバーのようなものが画面下に現れます。また、デフォルトでは表示されていない最小化や最大化のボタンも表示させることができます。

各アプリケーション

デフォルトアプリケーションを使ってみました。これらは普段使っているUbuntu 19.10にデフォルトで入っているアプリケーションとほぼ同じです。

各アプリケーション
各アプリケーション

Text Editor

本格的にプログラミングをする際には別途機能が豊富なテキストエディタを使用しますが、メモを取る際やプログラムを確認する際にはデフォルトのテキストエディタも使います。

画面左下で設定を変更すると行番号を表示させることができます。C言語Hello worldを書いてみましたが、きちんと色分けされていて見やすいです。

Terminal

ごくごく一般的なターミナルです。色設定などを保存したプロファイルを簡単に切り替えることもできます。ssh接続する際に便利です。

Firefox

デフォルトでインストールされているウェブブラウザです。ESR版がインストールされています。

Files

pdfファイルはサムネイルが表示されていますが、.cや.outのファイルはアイコンを見ただけでは区別することができません。

Document Viewer

日本語のファイルもきちんと表示されています。簡易的な編集機能がついていて、コメント(ノート)の追加とテキストのハイライトをすることができます。

System monitor

とても見やすいのですが、これ以上画面を小さくすると画面の一部が途切れてしまいます。

配色の変更

配色を4パターン*2の中から選ぶことができます。Adwaita-darkにするとテキストエディタやターミナルを含めてすべての画面が黒っぽくなります(私はこっちのほうが好き)。

ダークテーマ
ダークテーマ

スケーリング

高解像度のディスプレイを使っている場合、画面のスケーリングはとても重要です。デフォルトでは100%と200%の2種類を選ぶことができます。

*1:GUIの微調整を行うツール。DebianではデフォルトでインストールされているがUbuntuの場合、自分でインストールする必要がある。

*2:Adwaita, Adwaita-dark, HighContrast, HighContrastLnverse